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―第一章・よろず屋+隣人=厄介事?
―人は立ち止まる
―輪廻の交差点の中央で
―目の前には二股の道
―人は選び歩んでいく
―振り向かない限り
―人であることを辞めない限り
―道はあり続ける
(カンネの詩より)
―Ⅰ―
「えっ。仕事ですか?」
朝ごはんのために食堂の机に座っていた煉は、朝ごはんを運んできた青年にそういった。
「ああ。…急だ」
「急に急ぎの仕事が入ったけど仕事が詰まっているから代わりに請け負ってほしい、というわけですか」
「ああ」
どこか暗い印象の青年のとても短い言葉にそこまでの意味があるとは、ほとんどの人が分からないでしょう。これは長年近くに住んでいるからこそ出来る技………ではなく、感覚的に分かるそうです。事実、煉より長くその青年と近所づきあいのあるキリでさえ意味を的確に言い当てることはほぼ不可能なんですから。朝の一場面からそんな高技能を見せ付けている煉は、仕事の話の詰めに入ったようです。
「政府からの依頼ですか。少し厄介な事になりそうですが請け負いましょう。して、報酬はどのくらいでしょう?」
「…五百」
「なるほど。前金二百万、成功報酬六百万の計八百万で、僕達の取り分が五百万ですか。悪くないですね」
どこをどうやって聞いたら五百があんなに正確なものになるのかまったく分かりません。まぁ、二人の間で意味が通じ合っているならいいでしょう。ちなみに、煉はごらんのとおり青年と普通(?)に会話できますが、黎はそんな芸当が出来ません。同じ体なのに不思議な事です。
数か月前、友のイラアからゲームをもらった。
CRANNADというゲームだ!
アニメは見たが原作はやったことがなかった……
プレイし始めて二週間……全(全キャラ&アフター)攻略完了!
とても、疲れました……
プレイし終えて一言……
智代!最高~!
杏!GOOD!
芽衣ちゃん!妹になってくれ~!
っと、少しはしゃぎすぎました……
とにかく、上にあげた三人は最高です!
しかし、杏ルートと芽衣ルートには不満が残りました。
なぜ、杏ルートはあんなに短いんですか!
ルートのほとんどは椋ルートじゃないですか!
せめて、杏アフターを作ってくれ~!
芽衣ちゃんはあの後、どうなってんだ~!
その後、つまりは芽衣アフターも作ってくれ~!
…………ゴホン!
見苦しい所をお見せしました。
今日はこのくらいにしておきましょうか……
次回は「管理局の白い悪魔」と戦いま…ゲフッ!
おはよう!こんにちは!こんばんわ!
はてさて、今のあなたはどれに当てはまるのか……
まだ、ブログを始めたばかりで何を書くかも決まっていませんが……しょせん、戯言だしね。
戯言と言えば、西尾維新さんの「戯言」シリーズ!
い~ちゃん!いの字!い~くん!いのすけ!
って、ひとつ違うような……
まぁ、私の場合は、人識といずむのファンですが……それが、何か!?
そういえば、近状報告を一つ!
ブログに、一つリンクを貼りました!
その名も、「たこあしはいせん」!
私の、戦友(とも)の書いているブログ?的なもの。
まぁ、彼は…………ですから。
そちらの方も見てやってください。
彼は、驚きながらも冷静にナイフをベットから抜き畳んだ。そして、着替えをして一息つくと鏡の前に座った。そして、鏡に映る自分自身に向かって話かけた。
「おはよう、黎。今朝も助けてくれてありがとう。今日はナイフだからキリさんかな。キリさん相手なら今日は危なかったんだね。お疲れ様、黎」
外から見ていると馬鹿に見える光景である。彼が話しかけしばらくすると鏡に変化が起こった。鏡に映る彼の顔が勝手に変化してのだ。
(ああ。おはよう、煉。確かに今日はキリだったな。もし扉が無ければ傷を負っていたかもしれない)
鏡に映る顔は口を動かしているがさすがに鏡から声が聞こえてくるわけではない。声は煉と呼ばれた少年の頭の中に直接響いていた。
(そういえば、キリが着替えたら来いって言ってたぜ)
「え~。それを早く言ってよ。キリさんは起こるとすぐナイフ投げてくるから怖いんだよ」
(知ってるよ)
黎が軽愚痴を叩き、その発言に煉は頭を抱えて怯えていた。
(怯えてるのはいいが、さっさと行ったほうがいいんじゃないか)
「そうだった。少しでも早くいかなきゃ」
煉が立ち上がり部屋を出ようとする。ドアを潜った所で煉は立ち止まった。
「あっ、忘れてた」
煉は振り返り再び鏡の前に顔を出した。そこには、さっきと同じ状態のまま笑みを浮かべている黎がいた。
(ふっ。思い出したか)
「いや、忘れたわけじゃないよ急いでただけで」
煉が必死に言い訳し、それを黎はにやにやしながら見ていた。
(まぁ、いいさ。それより急がなくていいのか)
「そうだったそれじゃ…」
煉はもう一度座ると目を閉じた。黎も煉が目を閉じたのを確認してから静かに目を閉じた。そして煉の口から言葉が紡がれる。
「我が頭脳は他がために」
(我が肉体は己がために)
そして二人は同時に目を開け、声をハモらせた。
「(今日も一日歓喜の歌を!)」
―序章―
―神は人に二物を与えず
―しかし、一物は与える
―生きる意志さえあらばいずれわかるだろう
―神から与えられし己の力を
―たとえ、望んでいなかったとしても
(サイハの私記より)
朝。穏やかな朝日がカーテンの隙間から射し込んでいる。かすかに開いた窓から風が部屋へと入り、カーテンを空中で踊らしている。踊るカーテンの下には、ベットが一つ。ベットの主はまだ夢の世界に旅立っている。
「お~い!起きなさ~い」
遠くから起こそうとする女性の声が近づいてくる。それは、どこにでもありふれた朝の光景だった。そう、どこにでもありふれた。ドアが開く、その瞬間までは………。
「いい加減に!起きんか~!」
「………………っ」
怒りを含んだ怒声とともに、飛んできたのは、おたまと鍋を打ち鳴らす音でもなく、怒りの鉄拳でもなく、ましてや彼女自身の体でもなかった。飛んできたのは……数本のナイフ。もちろん刃は付いている。そして、そのナイフは寝ていたベットの主の急所を的確に狙った殺意あふれるものだった。
「………チッ、避けたか。起きたんならさっさと着替えて来い」
「……それが、今殺そうとしたやつが言う台詞か」
ベットの主はぎりぎりで飛んできたナイフを避けていた。そして避けた状態で固まっていた。少し長くなってきた髪が目に掛かり表情が読みにくくなっていた。しかし、髪の奥の目は鋭く彼女を睨んでいた。
「やっぱりお前か。まぁ、お前じゃなけりゃ死んでるか」
彼女はそう呟くと廊下に出て行った。しばらくした後ベットの上の彼が身じろぎした。
「…う~ん。良く寝た…って、何で僕は座ってるの?…っていうかベットにナイフが刺さってる!」