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まったりゆったり、小説を書いたり、戯言を言ったり……… はてさて、今日は何をしようか………
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これより先に記されるのは、某「たこあしはいせん」の一記事の内容に感化され書かれたものである…


『ロボテロリズム~機人王国生誕記~』

 

西暦2XX4

高度機械文明時代

世界で運用されるすべてのロボットに高度な人工知能が搭載されるようになり、人との区別がつかなくなってきていた。人々は、仕事をすべてロボットに任せるようになり、人の価値はどれほど優秀なロボットを、どれだけ所有しているのかで決まるようになっていた。そしてこの年、国連の最高議会において発達した人工知能を有したロボットの人権が認められる。これを、機人宣言と呼ぶ。

これより3年後、西暦2XX7

人間により不当な扱いを受け処分されることとなった一部のロボットが人間に反旗をひるがえし、それに他のロボットたちが賛同することにより、ロボットと人間の間に大きな溝ができることとなる。これらのロボットは大陸の一都市を占拠、その都市を首都とし独立を宣言し、機人王国を建国する。それに、異議の声を上げた国々の攻撃を防ぎきると、王国は人間の存在を否定し、人間の抹殺に動き出した。

 

これは、遠くない未来。人間が選択を間違った時に起こりうる、人間と言う種の絶滅の記録である…







こんな感じの書き出しでどう?

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某文庫の、お題「スプリング・ガール」、2000文字以内というものの投稿用に書いた作品…というか、投稿してみた作品…
地の文一切なし、会話のみ、オチなし
ほんとに、会話だけになってしまいました…
かなり、読みずらいと思います…


「…ぷっ!」

「………………………………」

「……くっ!アハハハハハハハッ!」

「…………………っるせ!黙れ!しゃべるな!うぜぇ!メガネ!死ね!」

「ひど!それは、ひどいよぉ…特に最後から二つ目…」

「そこかよ!」

「うん。メガネはないよ、メガネは…まぁ、メガネしてるけど…」

「何が不満なんだよ…」

「え?メガネって言われること?」

「なんで、疑問形なんだよ!」

「う、う…小姑・柳がいじめる~」

「だ・れ・が、小姑だ!」

「ん?柳ッチのことだけど……はっ!まさか、自分の名前が分からなく…若年性健忘症?」

「ちがうわ!」

「………五月蝿い」

「あぁ、すまんな、榊」

「そうだ、そうだ!うるさいぞ、柳ッチ!」

「口を閉じて縫い合わせてやろうか?鈴木?」

「か、顔が怖いよ、柳ッチ…」

「そうか、縫い合わせをご希望か…針と糸はどこにあったかな?」

「ひいっ!…柳ッチが言うと冗談に聞こえないよ…」

「ん?そりゃあ本気だからな!」

「ひいいいっ!」

「………黙れ」

「「すいません」」

「………読書中」

「ああ、それは見たらわかるが…」

「何を読んでるの?榊ッチ?ちなみに僕は、『爆笑・爆死・大爆死~笑いは爆弾に変わるのか?以下略~』って言うタイトルだよ?」

「それは、どんな本だよ…」

「御笑いの本に決まってるじゃないか。おかしなことを言うね?柳ッチは」

「くっ!おまえだけには言われたくなかったぞ、そのセリフ!」

「はっはっはっ!柳ッチは、僕の前にひれ伏すのだ!」

「…まぁ、こんな馬鹿はほっといて、榊は何を読んでいるんだ?」

「あぁぁ!無視した!スルーされたボケほど寂しいものはないんだよ!」

「………『スプリング・ガール』」

「『スプリング・ガール』か…聞いたことがないな。作者は誰だ?」

「僕を無視して話を進めないでよ!君たち僕の声聞こえてる!?」

「………黎勾」

「あぁ!あの人か!…でも、そんなの書いてか?」

「聞こえてないの!?何か反応してよ!おーい!」

「………電撃文庫から今月出た」

「そうか、今月の新刊か…そういえば、まだ見てなかったな…」

「も、もしかして、今ここにいる僕は僕じゃない!?幽霊だったの!?本物の僕はどこ!?僕は誰!?」

「あぁぁぁぁ、もう!五月蝿い!黙れ!鈴木!」

「柳ッチは誰に説教してるんだ?僕は見えないはずなのに?」

「うぜぇ!殴るぞ!」

「ぎゃぁぁぁぁ!言う前に殴ってるよ!柳ッチ!」

「…にしても、『スプリング・ガール』ってことは、春を舞台にしたラブコメか?」

「頬がいたい…柳ッチ、それは違うと思うよ。『スプリング・ガール』だから、陸上部の少女の物語さ!」

「いや、ガンスプリングって言葉もあるから、銃を使う少女のバトルアクションものかもしれないぞ!」

「いやいや、バネを武器にして悪と戦う美少女戦士のヒーローものさ!」

「それは、無理があるだろ!バネが武器って!」

「それを言うなら、柳ッチのだって、ガンスプリングじゃなくてガンスリングだと思うけど?」

「…っ!うるさいな、間違えたんだよ!」

「にしても、いろいろ考えられるけど、やっぱりラブコメかなぁ?」

「まぁ、それが妥当か…」

「………残念、不正解」

「なにぃ!ラブコメじゃないのか!」

「じゃあ、陸上部物語?」

「………それもハズレ」

「なら、バトルアクションものだ!」

「………ブー」

「ほら、やっぱり美少女戦士のヒーローものだって」

「……………………」

「うそだろ、まじでヒーローものなのか?」

「はっはっはっ!柳ッチに頭脳戦で勝った!」

「………グゥ」

「何、寝てんだ!起きろ、榊!」

「よく寝るなぁ、榊ッチは」

「………正解回答無し」

「寝起きで訂正された!しかも、遠回しに、不正解だと言われた!」

「やっぱり、ヒーローものはないわな…よかった、よかった」

「くそう、せっかく柳ッチに勝ったと思ったのに!」

「で、結局何の話なんだ『スプリング・ガール』は?」

「………それは、…」

「「それは、…」」

「…………………」

「「……………」…あれ?」

「…………………」

「…もしかして、榊ッチ、また、寝てる?」

「まさか、さっき、起こしたばっかだぞ?」

「………グウ」

「「起きんかー!」」

「………あと、五年…」

「長いわ!普通、『あと、五分…』だろ!」

「さすが、柳ッチ!期待を裏切らないボケっぷり!」

「期待してんのは、お前だけだー!」

「………五月蝿い。安眠妨害?」

「まず、榊は自分が寝てしまったことを謝ろう。そして、鈴木は生きていることをこの世の人すべてに謝ろう」

「僕は、存在自体がNGですか!?」

「………ごめんなさい」

「榊ッチが謝った!」

「………鈴木を存在させてごめんなさい」

「謝るのは、そっちじゃないでしょ!」

「はぁ。なんか、疲れたな…帰るか…」

「………帰宅」

「僕の存在は否定したままですか!」

「「………肯定」」

「ひどっ!」

「…そういえば、榊。『スプリング・ガール』って、結局何の話なんだ?」

「………読んでからのお楽しみ♪」

「…そりゃ残念」

「でもそれだと壊さんの取り分が少なくないですか。元々壊さんに来た仕事なのに半分以上も貰うことは出来ませんよ」

(いいから貰っとけよ、煉。くれるっていうならさぁ)

「黎は黙ってて。これは僕達が仕事をする上で決めたルールでしょ」

(そういや、そんなルールも作ったっけ)

 心の中で会話する二人だったが、煉は口に出して言っているため、周りには独り言のようにしか見えない。

「…依頼」

 その二人の会話を見ていた壊と呼ばれた青年はポツリと言葉を落とした。

「えっ。そうなんですか」

 それを聞いた煉がなるほどという顔でうなずいた。

(依頼ってどういうことだ?説明しろ、煉)

 壊の言葉が理解できない黎は、煉に説明を求めた。

「ん。ああ、そっか。黎は分からないんだっけ」

(分かるのはお前くらいだ!)

 煉の返答に黎は怒りながら叫んだ。もちろん心の中の事なのでどれだけ叫んでも煉にしか聞こえないのだが。

(さっさと説明しろ)

「ああ、うん。壊さんはこう言ったんだ。『これは俺からの正式な君達よろず屋への依頼だから政府からの報酬とは別に報酬を渡すんだ。五百万はその報酬も含んだ分だよ』って」

(どこをどう取ったらそんな訳になるのか知りたいよ)

 煉の言葉に少しあきれながら黎はそう言った。その時、台所に立っていたキリが食堂のほうにやってきた。

「壊。さっそく言ったのか。仕事が速いというかなんと言うか」

 キリは壊がもうすでに煉たちに仕事の依頼をしたのを見て少しあきれていた。すると、壊は懐からメモ帳とペンを出すとメモ帳の中ほどを開いて何か書き始めた。それが書き終わるとそのページをキリの目の前に突きつけた。キリはそれにざっと目を通すと呟いた。

「ああ、そうですか。まぁ、いいけどね」

 そういって自分が持ってきた朝ごはんを机に置くと壊の隣に腰掛けた。壊が満足そうにうなずいてメモ帳を机に置いた。そのメモ帳には達筆な文字でこんな事が書かれていた。

[思わば吉日って言うじゃないか。それに他の人が先に依頼されても困るし。ただでさえこの家にいる人たちはトラブルをたくさん抱えているんだから。つまりは早いもの勝ちさ。]

 そう、壊はその言葉足らず故に普通に会話が出来るのは現在、煉を含め二、三名しかおらず、普段は筆談にて他の人とコミュニケーションをとっていた。

―第一章・よろず屋+隣人=厄介事?

 

―人は立ち止まる

―輪廻の交差点の中央で

―目の前には二股の道

―人は選び歩んでいく

―振り向かない限り

―人であることを辞めない限り

―道はあり続ける

 

                         (カンネの詩より)

 

 

―Ⅰ―

 

「えっ。仕事ですか?」

 朝ごはんのために食堂の机に座っていた煉は、朝ごはんを運んできた青年にそういった。

「ああ。…急だ」

「急に急ぎの仕事が入ったけど仕事が詰まっているから代わりに請け負ってほしい、というわけですか」

「ああ」

 どこか暗い印象の青年のとても短い言葉にそこまでの意味があるとは、ほとんどの人が分からないでしょう。これは長年近くに住んでいるからこそ出来る技………ではなく、感覚的に分かるそうです。事実、煉より長くその青年と近所づきあいのあるキリでさえ意味を的確に言い当てることはほぼ不可能なんですから。朝の一場面からそんな高技能を見せ付けている煉は、仕事の話の詰めに入ったようです。

「政府からの依頼ですか。少し厄介な事になりそうですが請け負いましょう。して、報酬はどのくらいでしょう?」

「…五百」

「なるほど。前金二百万、成功報酬六百万の計八百万で、僕達の取り分が五百万ですか。悪くないですね」

 どこをどうやって聞いたら五百があんなに正確なものになるのかまったく分かりません。まぁ、二人の間で意味が通じ合っているならいいでしょう。ちなみに、煉はごらんのとおり青年と普通()に会話できますが、黎はそんな芸当が出来ません。同じ体なのに不思議な事です。

 彼は、驚きながらも冷静にナイフをベットから抜き畳んだ。そして、着替えをして一息つくと鏡の前に座った。そして、鏡に映る自分自身に向かって話かけた。

「おはよう、黎。今朝も助けてくれてありがとう。今日はナイフだからキリさんかな。キリさん相手なら今日は危なかったんだね。お疲れ様、黎」

 外から見ていると馬鹿に見える光景である。彼が話しかけしばらくすると鏡に変化が起こった。鏡に映る彼の顔が勝手に変化してのだ。

(ああ。おはよう、煉。確かに今日はキリだったな。もし扉が無ければ傷を負っていたかもしれない)

 鏡に映る顔は口を動かしているがさすがに鏡から声が聞こえてくるわけではない。声は煉と呼ばれた少年の頭の中に直接響いていた。

(そういえば、キリが着替えたら来いって言ってたぜ)

「え~。それを早く言ってよ。キリさんは起こるとすぐナイフ投げてくるから怖いんだよ」

(知ってるよ)

 黎が軽愚痴を叩き、その発言に煉は頭を抱えて怯えていた。

(怯えてるのはいいが、さっさと行ったほうがいいんじゃないか)

「そうだった。少しでも早くいかなきゃ」

 煉が立ち上がり部屋を出ようとする。ドアを潜った所で煉は立ち止まった。

「あっ、忘れてた」

 煉は振り返り再び鏡の前に顔を出した。そこには、さっきと同じ状態のまま笑みを浮かべている黎がいた。

(ふっ。思い出したか)

「いや、忘れたわけじゃないよ急いでただけで」

 煉が必死に言い訳し、それを黎はにやにやしながら見ていた。

(まぁ、いいさ。それより急がなくていいのか)

「そうだったそれじゃ…」

 煉はもう一度座ると目を閉じた。黎も煉が目を閉じたのを確認してから静かに目を閉じた。そして煉の口から言葉が紡がれる。

「我が頭脳は他がために」

(我が肉体は己がために)

 そして二人は同時に目を開け、声をハモらせた。

「(今日も一日歓喜の歌を!)」

 

 

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