忍者ブログ
Admin / Write / Res
まったりゆったり、小説を書いたり、戯言を言ったり……… はてさて、今日は何をしようか………
<< 12   2025/01   1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14  15  16  17  18  19  20  21  22  23  24  25  26  27  28  29  30  31     02 >>
[28]  [27]  [26]  [25]  [24]  [23]  [22]  [21]  [20]  [19]  [18
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

某文庫の、お題「スプリング・ガール」、2000文字以内というものの投稿用に書いた作品…というか、投稿してみた作品…
地の文一切なし、会話のみ、オチなし
ほんとに、会話だけになってしまいました…
かなり、読みずらいと思います…


「…ぷっ!」

「………………………………」

「……くっ!アハハハハハハハッ!」

「…………………っるせ!黙れ!しゃべるな!うぜぇ!メガネ!死ね!」

「ひど!それは、ひどいよぉ…特に最後から二つ目…」

「そこかよ!」

「うん。メガネはないよ、メガネは…まぁ、メガネしてるけど…」

「何が不満なんだよ…」

「え?メガネって言われること?」

「なんで、疑問形なんだよ!」

「う、う…小姑・柳がいじめる~」

「だ・れ・が、小姑だ!」

「ん?柳ッチのことだけど……はっ!まさか、自分の名前が分からなく…若年性健忘症?」

「ちがうわ!」

「………五月蝿い」

「あぁ、すまんな、榊」

「そうだ、そうだ!うるさいぞ、柳ッチ!」

「口を閉じて縫い合わせてやろうか?鈴木?」

「か、顔が怖いよ、柳ッチ…」

「そうか、縫い合わせをご希望か…針と糸はどこにあったかな?」

「ひいっ!…柳ッチが言うと冗談に聞こえないよ…」

「ん?そりゃあ本気だからな!」

「ひいいいっ!」

「………黙れ」

「「すいません」」

「………読書中」

「ああ、それは見たらわかるが…」

「何を読んでるの?榊ッチ?ちなみに僕は、『爆笑・爆死・大爆死~笑いは爆弾に変わるのか?以下略~』って言うタイトルだよ?」

「それは、どんな本だよ…」

「御笑いの本に決まってるじゃないか。おかしなことを言うね?柳ッチは」

「くっ!おまえだけには言われたくなかったぞ、そのセリフ!」

「はっはっはっ!柳ッチは、僕の前にひれ伏すのだ!」

「…まぁ、こんな馬鹿はほっといて、榊は何を読んでいるんだ?」

「あぁぁ!無視した!スルーされたボケほど寂しいものはないんだよ!」

「………『スプリング・ガール』」

「『スプリング・ガール』か…聞いたことがないな。作者は誰だ?」

「僕を無視して話を進めないでよ!君たち僕の声聞こえてる!?」

「………黎勾」

「あぁ!あの人か!…でも、そんなの書いてか?」

「聞こえてないの!?何か反応してよ!おーい!」

「………電撃文庫から今月出た」

「そうか、今月の新刊か…そういえば、まだ見てなかったな…」

「も、もしかして、今ここにいる僕は僕じゃない!?幽霊だったの!?本物の僕はどこ!?僕は誰!?」

「あぁぁぁぁ、もう!五月蝿い!黙れ!鈴木!」

「柳ッチは誰に説教してるんだ?僕は見えないはずなのに?」

「うぜぇ!殴るぞ!」

「ぎゃぁぁぁぁ!言う前に殴ってるよ!柳ッチ!」

「…にしても、『スプリング・ガール』ってことは、春を舞台にしたラブコメか?」

「頬がいたい…柳ッチ、それは違うと思うよ。『スプリング・ガール』だから、陸上部の少女の物語さ!」

「いや、ガンスプリングって言葉もあるから、銃を使う少女のバトルアクションものかもしれないぞ!」

「いやいや、バネを武器にして悪と戦う美少女戦士のヒーローものさ!」

「それは、無理があるだろ!バネが武器って!」

「それを言うなら、柳ッチのだって、ガンスプリングじゃなくてガンスリングだと思うけど?」

「…っ!うるさいな、間違えたんだよ!」

「にしても、いろいろ考えられるけど、やっぱりラブコメかなぁ?」

「まぁ、それが妥当か…」

「………残念、不正解」

「なにぃ!ラブコメじゃないのか!」

「じゃあ、陸上部物語?」

「………それもハズレ」

「なら、バトルアクションものだ!」

「………ブー」

「ほら、やっぱり美少女戦士のヒーローものだって」

「……………………」

「うそだろ、まじでヒーローものなのか?」

「はっはっはっ!柳ッチに頭脳戦で勝った!」

「………グゥ」

「何、寝てんだ!起きろ、榊!」

「よく寝るなぁ、榊ッチは」

「………正解回答無し」

「寝起きで訂正された!しかも、遠回しに、不正解だと言われた!」

「やっぱり、ヒーローものはないわな…よかった、よかった」

「くそう、せっかく柳ッチに勝ったと思ったのに!」

「で、結局何の話なんだ『スプリング・ガール』は?」

「………それは、…」

「「それは、…」」

「…………………」

「「……………」…あれ?」

「…………………」

「…もしかして、榊ッチ、また、寝てる?」

「まさか、さっき、起こしたばっかだぞ?」

「………グウ」

「「起きんかー!」」

「………あと、五年…」

「長いわ!普通、『あと、五分…』だろ!」

「さすが、柳ッチ!期待を裏切らないボケっぷり!」

「期待してんのは、お前だけだー!」

「………五月蝿い。安眠妨害?」

「まず、榊は自分が寝てしまったことを謝ろう。そして、鈴木は生きていることをこの世の人すべてに謝ろう」

「僕は、存在自体がNGですか!?」

「………ごめんなさい」

「榊ッチが謝った!」

「………鈴木を存在させてごめんなさい」

「謝るのは、そっちじゃないでしょ!」

「はぁ。なんか、疲れたな…帰るか…」

「………帰宅」

「僕の存在は否定したままですか!」

「「………肯定」」

「ひどっ!」

「…そういえば、榊。『スプリング・ガール』って、結局何の話なんだ?」

「………読んでからのお楽しみ♪」

「…そりゃ残念」

PR
この記事にコメントする
Name
Title
Color
Mail
URL
Comment
Password   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
secret(管理人のみ表示)
◆  THE SOUCE劇場
コンペティション応募作品らしいので、本気の講評を。


 これ無理。もはや小説でもなく、脚本のできそこない。
某Media Worksが要求しているのは、多分この作品で言っていた"スプリングガールって何だ?"という発想およびそれへのアプローチ。ライトノヴェルレーベルだからなんでもありだとは思えるが、それでも限度はある。これは、小説ではない。実験的小説の存在は否定しないが、ライトノヴェルではそれほど奇抜なものは要求されるわけがない。地の文章と会話文のバランスをちゃんと取るべし。

 抜本的なところをつけば、"逆にスプリングガール自体何だという議論をさせたらいいだろう"って考えてる人は、5000人以上はいると思うぞ。

(人の想像力、所詮その程度って考えないと難しい)


 リンク確認アルヨュ。ならばこっちも次回更新時にリンク張るますヨュ。
にの。 URL 2009/02/22(Sun)22:32 編集
◆  手厳しい!!
まぁ、私も実験的に描いたものなので小説とは呼べませんね…

しかし、販売されている小説のなかには、1ページだけですが、地の文をすべてそこに登場するキャラクターのセリフに盛り込んで、地の文を一切書かなかったものもあります…

まぁ、私のやつの場合、セリフの中にさえ地の文は出てきませんが…
rakurudo   2009/02/23(Sun)00:17
◆  The SOUCE劇場
"販売されている……"

それはある程度商業出版しているから許されることですよ。まあその人がいくつも作品を発表しているかどうかは知りませんが。
 重要なのは"基本技術ができるかどうか"であって、それを編集者たちは見ているんですよゅ。

コンクールで"販売されている"ものと似たものを書いたって、いいことはめったにないですゅ
にの。 URL 2009/02/23(Mon)16:07 編集
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
12 2025/01 02
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
フリーエリア
最新CM
[10/22 toto]
[07/31 toto]
[07/10 toto]
[04/28 toto]
[04/28 toto]
最新記事
(12/26)
(03/21)
(07/07)
(11/05)
(07/10)
最新TB
プロフィール
HN:
rakurudo
性別:
男性
職業:
学生
趣味:
読書(主にライトノベル)
バーコード
ブログ内検索
P R
カウンター
Copyright ©   ロットヴァレル行政局 All Rights Reserved.
*Material by Pearl Box  * Template by tsukika
忍者ブログ [PR]